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日本医療史

編:新村 拓

紙版

内容紹介

誰にでもおとずれる病(やまい)や死。古代より、人びとは何とかして逃れようとその術(すべ)を模索してきた。今日(こんにち)まで、医療はどのような道をたどってきたのか。平安人を襲った病、戦国大名の医療政策、江戸の家庭薬と越中富山の薬売り、明治の医療と結核の流行、国民皆保険制度の成立などを、豊富な表・図版を用いて詳説。命を守る闘い=医療の歴史を振り返る。

目次

死と病と医…新村 拓(理想の死に方/病と求められる医療)/一=古代の医療…新村 拓(古代国家の医療体制/平安の都人を襲った病)/二=中世の医療…新村 拓(典薬寮の変質と空洞化/民間医の登場)/三=戦国期の医療…宮本義己(道三流(当流)医学の普及/戦国大名と豊臣政権の医療政策/金創療法と常備薬)/四=近世の医療…宮本義己(徳川幕藩制社会の医制と医療/医師と病と医療/家庭の疾病対策)/五=近世の西洋医学と医療…青木歳幸(ヨーロッパ医学との出会い/紅毛流医学の伝来/蘭学の勃興/全国に広がる蘭学塾と医療/在村蘭学

ISBN:9784642079600
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:388ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2006年08月
発売日:2006年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD