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「つきあい」の戦後史

サークル・ネットワークの拓く地平

著:天野 正子

紙版

内容紹介

戦後の歴史的空間に生まれ、持続し消えていったサークルとネットワークの思想とは何か。そこに集う人々は自由な「つきあい」を通し、労働運動や学校教育、反戦や女性解放などさまざまな問題と取り組み、生活の現場から異議申し立てや提言を行なってきた。とめどなく肥大化する〈現在〉の中で、サークルの歴史的軌跡を追い、共同性の新しい形を探る。

目次

(オビのつづき)炭住の主婦会、鎌倉アカデミア、民科「婦人問題研究会」、『たいまつ』、筑豊文庫、生活をつづる会、 草の実会、『サークル村』、『無名通信』、山脈の会、エミールの会、独身婦人連盟、健全な農産物を作る会、リブセンター、『あごら』、グループ「女」、浦河べてるの家、だめ連、隠居研究会……序章 「つきあい」が思想をつむぐ
Ⅰ 「助け合い」と「文化」が結ぶ―第Ⅰ期:サークル揺籃期(1945年~54年)―
Ⅱ 「危機」意識と「異質性」が結ぶつきあい―第Ⅱ期:サークル開花期(1955年~64年)―
Ⅲ 終焉と",",2

ISBN:9784642079402
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2005年03月
発売日:2005年03月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB