戦国武将のこころ
近江浅井氏と軍書の世界
著:笹川 祥生
紙版
内容紹介
戦国の世、東西の軍勢が行き交い幾多の合戦が行われた近江国。その動乱の日々は、湖国の人々にどのような記憶を残し、伝えられたのか。『浅井三代記』や『浅井物語』などの軍書をもとに、浅井亮政・久政・長政三代の興亡を描く。また時代の熱気の中で育まれた、武田信玄・
目次
第一章=戦国の記録―戦国軍記、あるいは軍書の世界/一=戦国軍記と近世軍書/二=近世軍書の流れ(戦中の文学(永禄から慶長まで)/戦後の文学(元和から寛文まで)/脱戦後の文学(延宝以後))/第二章=『江北記』『江濃記』の世界/一=『江北記』と小倉実隆の教訓和歌/二=『江濃記』の描く戦国の近江/第三章=『浅井物語』と『浅井三代記』の世界/一=天下を心がける―『浅井三代記』の世界―(浅井亮政、天下を心がける/天下を望む人々(その一)―別所氏―/天下を望む人々(その二)―信玄と謙信―/天下を望む人々(その三)―元就