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戦国時代狩野派の研究

新装版

狩野元信を中心として

著:辻 惟雄

紙版

内容紹介

日本絵画史上最大の流派である狩野派。その初期形成過程を解き明かした名著を、新装版として待望の復刊。戦国時代十五世紀後半より十六世紀中頃までにおける狩野派の成立・発展を、文献と作品に即し、政治史・社会史などの動向をも視野に入れて実証的に考察。狩野派の作品目録の役割も果たす。さらに、初版刊行後の研究を解説した新稿を付載。

目次

図版/序/凡例/総論―狩野派の成立と展開(狩野派の成立―社会的存在としての/初期狩野派の画風展開/日本絵画史における狩野派の位置―岡倉天心の狩野派評をめぐって)/狩野正信・元信とその周辺(狩野正信の絵画/狩野元信〈同時代の史料/生没年、墓/名号、叙任/作画環境、収入/血縁/作品/元信周辺画家とその作風/総括〉以下細目略/狩野元信補遺/元信・元信派作品解説/狩野雅楽助作品考)/元信以後(聚光院障壁画と狩野松栄・永徳/聚光院障壁画と狩野松栄・永徳補遺/故キャロライン・ウィールライト女史の「狩野松栄論」/永徳の三上山真景図について/松栄・永徳作品解説/狩野秀頼)/付載(東京国立博物館蔵・初期狩野派作品の模本について/〈書評〉武田恒夫『近世初期障屏画の研究』)/あとがき/索引/英文目録・要約

ISBN:9784642079136
出版社:吉川弘文館
判型:A4
ページ数:420ページ
定価:30000円(本体)
発行年月日:2011年05月
発売日:2011年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AFC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ