軍記と武士の世界
著:栃木 孝惟
紙版
内容紹介
琵琶法師の語りで有名な、軍記物語の代表的作品『平家物語』などを通して、貴族から武士の時代へと移行した、日本史上の大きな転換点の様相を鮮やかに再現する。成立・諸本・作者をめぐる問題や主題・構想など、諸側面から考察した作品論を展開。また源義経や義仲、平重盛、建礼門院などの作中人物像から、諸行無常の時代背景と死生観を読み解く。