読みなおす日本史
江戸が東京になった日
明治二年の東京遷都
著:佐々木 克
紙版
内容紹介
明治維新で江戸は「東京」と定められ、新たな首都となった。新政府はどのように遷都を構想し、実行したのか。大坂遷都論、東西両都論、天皇の行幸と新時代の演出…。日本特有の首都成立の事情を分かりやすく描く。
目次
はじめに 「東京遷都」の不思議
第一章 江戸か京か─幕末の首都はどこか
1 花の田舎・洛中の風景
2 政治の都・京都へ
3 京都と江戸の幕府
4 王政復古の首都
第二章 構想のなかの帝都
1 幕府側の新首都構想
2 大久保利通の大坂遷都論
3 江戸への遷都論
4 東西両都論
第三章 天皇と新時代の演出
1 江戸を東京に
2 東京への行幸
3 東の京の天皇
4 京都還幸をめぐって
第四章 帝都東京の誕生
1 東京への再幸
2 三月二八日、遷都
3 帝都東京の出発
4 京都の再生
おわりに 首都・東京へ
あとがき 『江戸が東京になった日』を読む…勝田政治