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歴史と古典

平家物語を読む

編:川合 康

紙版

内容紹介

平氏一門の栄華とその滅亡を描く軍記物語『平家物語』。平氏権力や様々な合戦の描写から、虚像と実像のせめぎ合いを解明する。また、東アジア仏教世界や、在地に残る伝承、後世に生まれた幸若舞・源平合戦図屏風など、幅広い視点から物語の意義をとらえなおす。歴史学研究と文学研究の最新の成果が織りなす、新しい『平家物語』の読み方。

目次

総論=平家物語とその時代…川合 康/Ⅰ=史実と古典(平家物語の成立…志立正知/平家一門の実像と虚像…田中大喜/合戦空間の創出…鈴木 彰/屋島・壇ノ浦合戦と源義経…宮田敬三/コラム=安徳天皇の乳母…栗山圭子)/Ⅱ=構想と世界観(平家物語の構想…志立正知/内乱の展開と「平家物語史観」…川合 康/東アジア仏教世界と平家物語…上川通夫/コラム=朝鮮通信使と安徳天皇…須田牧子)/Ⅲ=平家以後(平家物語と在地伝承―平家物語の内と外―…大橋直義/平家物語の芸能…清水眞澄/源平合戦図屏風の世界―一の谷・屋島合戦図屏風を中

ISBN:9784642071574
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2009年01月
発売日:2008年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ