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歴史と古典

古事記を読む

編:三浦 佑之

紙版

内容紹介

神々の誕生から推古天皇までの「歴史」を記す古事記。それはどのような意図によって編まれたのか。出雲神話やヤマトタケルをはじめとする多彩な物語を、考古学・歴史学・文学・国語学など多方面から分析し、神話と史実の織りなされたその魅力を改めて考える。また日本の始原として中世神話や近世の国学、近代の教科書などに及ぼした影響にも触れる。

目次

古事記とその時代…三浦佑之(古事記の成立―「序」を通して―/天武朝の事業―古事記と日本書紀―/古事記における歴史と文学/出雲神話と歴史)/Ⅰ歴史と神話・伝承=出雲神話と出雲…関 和彦/遠征する英雄と歴史…岡部隆志/五世紀の歴史と伝承…平林章仁/Ⅱ構想と世界観=死者・異界・魂…辰巳和弘/古事記の世界観…呉 哲男/文字からみた古事記…犬飼 隆/Ⅲ古事記以降=中世神話の世界…斎藤英喜/本居宣長の古事記研究…山下久夫/国定教科書と神話…三浦佑之/コラム=鳥の神話・伝承…平林章仁/近親相姦…岡部隆志/呪術…斎藤英喜

ISBN:9784642071505
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2008年05月
発売日:2008年05月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ