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宮田登 日本を語る 6

カミとホトケのあいだ

著:宮田 登

紙版

内容紹介

八百万(やおよろず)の神を持つとされる日本人にとって、神と仏とはどのような存在なのか。神社神道の枠に入らない生活の中の民俗神道と、浄土を身近なところに描く祖(そ)霊(れい)崇拝(すうはい)の様相を明らかにする。日本的に変化した七福神や庚申(こうしん)信仰、さらに庶民が育てた山の神・田の神・道祖神(どうそじん)・家の神・ネの神などの信仰を探り、日本人のカミ信仰の原点に迫る。(解説=小池淳一)

目次

Ⅰ=神と仏(神と仏のあいだ─日本人と宗教─〈日本の宗教は神仏習合/ミステリアスな宗教観/神と仏のあいだ〉/日本人にとって神とは何か─多神教の系譜を辿る─〈日本文化の特異性/日本の神々/増える神々〉以下細目略/民俗神道のカミ・タマについて/日本文化の本質─民俗学的立場から─/立ち現れる神/カミ信仰の原点/神と仏)/Ⅱ=神々の諸相(七福神考/福神信仰の系譜/日本の民間信仰/恵比須・大黒・福の神/山の神/日本人とカミ/闇が抱くもの─寝間と押入れ考─)/Ⅲ=神と民間信仰(現世利益と民間信仰─庶民にとってのカミ・ホ

ISBN:9784642071383
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:214ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2006年07月
発売日:2006年07月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC