列島の戦国史 7
東日本の統合と織豊政権
著:竹井 英文
紙版
内容紹介
16世紀後半、関東では武田・上杉・北条らの領土紛争が激化、奥羽では伊達の勢力が急拡大する。戦乱の中で進化する築城技術や経済活動、領国支配の構造などを描き、織豊政権の介入で統合へ向かう東日本の姿を追う。
目次
統合へ向かう東日本―プロローグ/三国同盟の崩壊と領土紛争の激化(越相同盟の衝撃/混迷を深める東日本情勢/甲相同盟の復活と東日本情勢)/群雄割拠の北関東・奥羽(佐竹氏の台頭と北関東・南奥羽/伊達・蘆名・最上氏とその周辺/北奥羽の諸勢力)/領国支配の進展(領国支配と軍事/城館と地域社会/領国経済の構造)/十六世紀後半の東日本社会(過酷な戦国社会/ひとびとの交流/文化・芸術・宗教)/迫り来る織田信長(信長の勢力拡大と東日本情勢/天正年間前半の奥羽/武田氏滅亡と「東国御一統」)/豊臣政権の成立と東日本(天正壬午の乱と北条・徳川同盟の成立/秀吉の台頭と東日本/家康の上洛と東日本)/秀吉による東日本統合へ(強まる秀吉の介入/小田原合戦、そして奥羽仕置)/「天下統一」と東日本―エピローグ