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日本の食文化 4

魚と肉

編:藤井 弘章

紙版

内容紹介

列島に広く浸透した日本の豊かな魚食文化を、海の魚と淡水魚、すしの変化、クジラ・イルカ食などから考察。一方で長く忌避され地域限定的だった肉食文化を、明治以降の急速な拡大も含め概観する。近年話題の昆虫食にも注目。

目次

総論 魚食の展開と肉食の拡大…藤井弘章/刺身と塩干物―旬の魚と魚食の広がり…橋村 修(魚を食べる季節と土地/魚食文化史のなかでの刺身とその内陸流通/塩干物―山に生きる海産物/本州内陸でのシイラ利用/地魚としての塩干品と通年の刺身利用)以下細目略/コイ・フナ・アユ―暮らしに身近な淡水魚の魚食文化…堀越昌子/クジラとイルカ―海の肉…中園成生/発酵ずしから握りずしへ―魚食の変化…日比野光敏/イノシシとシカ―山の獲物から害獣・ジビエへ…藤井弘章/昆虫食―山里のたんぱく源…野中健一/とんかつとすき焼き―文明開化後の肉食…東四柳祥子)/索引

著者略歴

編:藤井 弘章
1969年、和歌山県生まれ。2002年、京都大学人間・環境学研究科博士後期課程満期退学。現在、近畿大学文芸学部教授、博士(人間・環境学) ※2019年2月現在
【主要編著書】「紀伊半島南部におけるウミガメ漁とその食習俗」(『日本民俗学』215、1998年)、「カワウとつきあう民俗技術」(『村落社会研究』46、2010年)、「日本列島のウミガメ供養習俗」(『動物考古学』31、2014年)

ISBN:9784642068390
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:254ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC