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人をあるく

源頼朝と鎌倉

著:坂井 孝一

紙版

内容紹介

初の武家政権を鎌倉に創設し、弟の義経を死に追いやった冷徹な政治家とされる頼朝。平治の乱や石橋山合戦など、相次ぐ命の危機で負った心の闇に迫り、伊豆・鎌倉・平泉などゆかりの地を訪ね、波乱の生涯を描き出す。

目次

鎌倉幕府創設者の葛藤/Ⅰ 源頼朝の履歴書(苦難の時代/挙兵から平氏滅亡へ/天下落居へ/頼朝晩年の幕府と朝廷)【コラム】源頼朝の風貌/人物相関(源義朝/源義経/源範頼/大姫/源頼家/北条時政/北条政子/源義仲/源義高(清水義高)/後白河天皇(院)/上西門院統子/以仁王/九条兼実/源通親/平清盛/池禅尼/平時子/平時忠/平宗盛/平重衡)/Ⅱ 幕府の創設と都市鎌倉(鎌倉幕府の組織と制度/都市鎌倉の建設)/【コラム】「文士」の御家人たち/Ⅲ 源頼朝を歩く(最初の配流地「伊東」/挙兵の地「北条」/頼朝と政子が結ばれた地「伊豆権現」/生涯最大の危機の地「石橋山」/頼朝を支えた土肥実平の本拠地「土肥郷」/再起の地「真鶴・安房」/勝利と成功の地「鎌倉」①―ふたつの八幡宮/勝利と成功の地「鎌倉」②―大倉幕府とふたつの大寺院/天下落居の地「平泉」/二所詣と曾我兄弟ゆかりの地「箱根権現」/巻狩と敵討ちの地「富士野」/頼朝が葬られた地「鎌倉の法華堂」)/略年表

著者略歴

著:坂井 孝一
1958年東京都に生まれる。1990年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、創価大学文学部教授。 ※2015年1月現在【主な編著書】『曽我物語の史実と虚構』(歴史文化ライブラリー107、吉川弘文館、2000)、『物語の舞台を歩く 曽我物語』(山川出版社、2005)、『源実朝』(講談社、2014)

ISBN:9784642067904
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2016年01月
発売日:2016年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB