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人をあるく

三遊亭円朝と江戸落語

著:須田 努

紙版

内容紹介

文明開化のさなか、東京の噺家(はなしか)の頂点に立つ三遊亭円朝。彼はいかに立身出世を遂げたのか、その事跡と創作の根源に迫る。『真景(しんけい)累ケ淵(かさねがふち)』『怪談(かいだん)牡丹(ぼたん)燈(どう)籠(ろう)』など、円朝による江戸落語の名作を紹介し、ゆかりの地を訪ねる。

目次

名人・天才三遊亭円朝の風貌/Ⅰ 円朝の履歴書(家系と家族〈出自/父・出淵長蔵と母・すみ/義兄・玄昌〉/幕末の円朝〈噺家の家に生まれて/二代目三遊亭円生に入門/三遊派再興の決意と師匠・円生との軋轢/師匠・円生と絶縁へ/義兄・永泉(玄昌)と師匠・円生の死/「垢離場」で真打となる/上野戦争の経験/ぽん太の語り〉/明治時代の円朝〈円朝の結婚/隠し子問題/素噺への転向と「塩原多助一代記」/寄席の統制と父・円太郎の死/「塩原多助一代記」の完成と母・すみの死/円朝の時事ネタ/「珍芸」と円朝/『怪談牡丹燈籠』の出版と元勲への接近/三遊塚建立/円朝の引退/発病から最期〉以下細目略)/Ⅱ 円朝の作品世界(「真景累ケ淵」/「怪談牡丹燈籠」/「塩原多助一代記」/「黄金餅」/「文七元結」)/Ⅲ 円朝をあるく(ゆかりの地/「真景累ケ淵」/「怪談牡丹燈籠」/「塩原多助一代記」/「黄金餅」/「文七元結」/東京の寄席)/略年表

ISBN:9784642067874
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2015年03月
発売日:2015年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX