読みなおす日本史
大地震
古記録に学ぶ
著:宇佐美 龍夫
紙版
内容紹介
大地震が同じ震源域で起きる間隔は、人の一生より長い。そのため、過去の状況を知るには歴史資料の活用が不可欠となる。最新の研究成果から、歴史地震の被害や震源・震度分布・防災対応を検証。将来の地震に備える。
目次
はじめに―地震史研究の重要性/慶長地震(『日本西教史』より/地震加藤/被害のようす/阪神淡路大震災との比較)/琵琶湖西岸地震(被害のようす/三方五湖の地変/古記録による現地調査)/元禄地震(地震のようす/江戸のようす/地震と津波/旧版との比較)/八重山群島の津波(八重山群島/津波の大きさ/津波の被害/被災地の救済/八重山の伝承にみる津波)/島原大変、肥後迷惑(夜陰火気?々/前山の爆発/城下の立退き/肥後のようす/災害のくり返し)以下細目略/津軽・羽後の地震/羽前・羽後の地震/越後三条の地震/善光寺地震/南海地震/安政江戸地震/飛越地震/古文書を地震学に生かす/『大地震 古記録に学ぶ』復刊に寄せて…松浦律子/被害地震年表