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東北の古代史 2

倭国の形成と東北

編:藤沢 敦

紙版

内容紹介

列島に稲作農耕が波及し、やがて「倭(わ)」としてまとまりつつあった時代、東北では古墳文化と続縄文文化という異なる文化が対峙した。全国の動きと関連しながら特徴的な歩みをみせた東北を描き、日本史のなかに位置づける。

目次

序 倭国の形成…藤沢 敦/稲作農耕の受容と農耕文化の形成…高瀬克範(資源利用の転換/社会組織の変化/地域複合体の誕生と挫折/なぜ稲作をはじめたのか)/コラム C14年代測定法/農耕社会の変容…斎野裕彦(土器の変化と地域性/各地域の集落動態/集落動態の地域性と変化/農耕社会の変容と自然災害)/古墳出現期の列島東北部…青山博樹(古墳出現前夜の日本列島/会津盆地における古墳出現前夜の胎動/集落群の出現と古墳築造の開始)/コラム 古墳時代の開始年代と邪馬台国論争/不安定な古墳の変遷…藤沢 敦(前方後円墳の成立と古墳文化の波及/一新された文化/著しい盛衰をみせる古墳の変遷/不安定な古墳の変遷が示すもの)/古墳時代併行期の北日本…八木光則(北日本の「続縄文」文化/「続縄文」文化の生活形態/古墳時代併行期の北日本の主体性)/コラム 石器の使用痕分析/前方後円墳の終焉と終末期古墳…菊地芳朗(前方後円墳の終焉/終末期古墳の展開と終焉/古墳の終末とその背景)/北東北の社会変容と末期古墳の成立…藤沢 敦(東北北部への倭系文化の波及/末期古墳の成立と展開/律令国家と蝦夷が対峙する場へ)

ISBN:9784642064880
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2015年09月
発売日:2015年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-B