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地域のなかの軍隊 7

帝国支配の最前線

植民地

編:坂本 悠一

紙版

内容紹介

明治初年以降、絶え間ない対外戦争で植民地を獲得してきた帝国日本。台湾・南樺太・満洲・朝鮮・南洋群島の旧植民地に、軍隊はいかに関わったのか? 植民地支配の前衛を担った現地軍隊の動向を、地域ごとに追究する。

目次

帝国の植民地支配がもたらしたもの プロローグ…坂本悠一/Ⅰ 概論(植民地支配の最前線としての帝国軍隊…坂本悠一)/Ⅱ 台湾(台湾における植民地軍隊と植民地戦争…近藤正己/コラム1 霧社事件…都留俊太郎/コラム2 台湾空襲…都留俊太郎)/Ⅲ 南樺太(サハリン住民と日本・ソ連の軍政…竹野 学/コラム3 真岡郵便局事件―「九人の乙女」の集団自決…竹野 学)/Ⅳ 満洲(独立守備隊と満鉄附属地―関東軍の基幹部隊…加藤聖文/関東軍と満洲国―政治権力を握った軍隊…加藤聖文/コラム4 モンゴルと興安軍、コラム5 満鉄と鉄路愛護運動、コラム6 国共内戦と日本軍兵士たち…加藤聖文)/Ⅴ 朝鮮(韓国駐箚軍の形成から朝鮮軍へ―常設師団の誕生…徐 民教/コラム7 韓国駐箚軍と義兵闘争…朴 廷鎬/朝鮮に常設された第一九師団と第二〇師団…庵逧由香/コラム8 朝鮮北部に残る日本軍の施設…庵逧由香/朝鮮海峡への要塞・軍港建設と国際関係…金 慶南、柳 教烈/「本土決戦」体制と朝鮮半島南部・済州島…塚崎昌之)/Ⅵ 南洋群島(南洋群島の日本の軍隊…今泉裕美子/コラム9 サイパン島・テニアン島の「玉砕」…今泉裕美子)/試製基地要図第一(千島樺太地方)/戦争関連施設・遺跡

ISBN:9784642064798
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JW