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敗者の日本史 3

摂関政治と菅原道真

著:今 正秀

紙版

内容紹介

藤原氏による摂関政治が確立していく中、道真はそれとどう向き合い、やがて「敗者」として大宰府に流されるのか。道真が残した漢詩を読み解きつつ、「詩臣」としての行跡と、道真を「敗者」とした摂関政治の成立を探る。

目次

菅原道真とその時代 プロローグ/Ⅰ 祖業は儒林 聳えたり―「詩臣」の形成(「祖業」の形成〈菅原氏の成立/儒者の系譜1曾祖父菅原古人/儒者の系譜2祖父菅原清公/儒者の系譜3父菅原是善〉/「詩臣」道真〈誕生から及第まで/官人としての歩み/文章博士となる/「詩人無用」論/「王沢」を歌わん〉以下細目略)/Ⅱ 吏と為り儒と為りて国家に報じん―讃岐守時代(讃州刺史/国司制度の変容)/Ⅲ 藤氏の勲功 勒みて金石に在り―摂関政治の成立(摂政制の成立/関白の創始)/Ⅳ 恩沢の身を繞りて来る(寛平の治/限り無き恩涯に止足を知る)/Ⅴ 万事皆夢の如し―大宰府流謫(貶し降されて 芥よりも軽し/京国帰らんこと何れの日ぞ)/道真とその時代が残したもの エピローグ

ISBN:9784642064491
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:254ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2013年10月
発売日:2013年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ