世界の城郭
イギリスの古城
新装版
著:太田 静六
紙版
内容紹介
古代ローマ帝国以来の歴史を持つイギリス全土の城郭をくまなく踏査し、古代から近世に至る変遷を豊富な写真とともに案内。城ごとに配置図・建築方式など本格的な解説を付す。なかでも古城の宝庫ウェールズや、外国人の立ち入り困難であった北アイルランドの古城の紹介は圧巻である。研究者をはじめ、城郭に関心をよせる人々に広く薦める書。
目次
Ⅰ先史時代からローマ帝国制圧時代まで―ゲルマン民族侵入以前―(時代概観〈ローマ帝国制圧以前のイギリス連合王国/ローマ軍のイングランド制圧から撤退まで/ローマ時代における城壁都市の概観〉以下細目略/ローマ時代の国境城壁と城壁都市の実例)/Ⅱゲルマン系諸族の侵入とノルマン王朝の成立およびその城郭(時代概観と最初期の城郭/バユー・タピストリによる諸考察と初期城砦形式モット・べーリィについて)/Ⅲシェル・キープの出現と実例/Ⅳレクタンギュラー・キープの出現と実例/Ⅴ自余の実例/Ⅵウェールズの古城/Ⅶスコットランドの古城/Ⅷ北アイルランドの古城