出版社を探す

読みなおす日本史

漢字の社会史

文明を支えた文字の三千年

著:阿辻 哲次

紙版

内容紹介

漢字は中国語を表記する文字でありながら、今日まで日本人の言語生活・文字文化に絶大な影響を与え続ける。漢字への人間の関わりを軸に、成立から現在までの漢字の歴史を、豊富なエピソードを交えながら述べた名著。

目次

はじめに/文字と古代国家(神聖な文字〈文明を伝播させる乗り物/世界最古のシュメール文字/漢字誕生をめぐる蒼頡造字伝説/文化英雄としての蒼頡〉以下細目略/記録の素材と内容/記録の方法)/国家と行政と文字(国家統一書体の完成/行政の現場から/記録素材の変化―竹から紙へ)/規範の確立(紙の登場と印刷の時代/王義之の果たした役割―書家と文字規範/漢字教育の歩み/漢字の字形の整理―『干禄字書』/印刷のはじまりとその影響)/東アジアの文字事情(漢字を媒介とした文化圏/古代日本と漢字/文字と外交)/終章 二十一世紀と漢字/補論(新常用漢字表のあり方について/シンニョウの点の数をめぐって)

ISBN:9784642063890
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:2100円(本体)
発行年月日:2012年12月
発売日:2012年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GDC