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幕末維新の個性 1

徳川慶喜

著:家近 良樹

紙版

内容紹介

内憂外患の危機を乗り切るべく、大政奉還を決断し、朝廷中心の新政権づくりをめざした慶喜。会津藩ら旧体制派の打倒をめざす大久保・西郷らの王政復古のクーデターを黙認し、議定職就任を確定的にしながら、なぜ鳥羽・伏見戦争で朝敵となり、自らの政治生命を絶ったのか。〈最後の将軍〉の気質と独断がもたらした栄光と悲劇の前半生とその時代に迫る。

目次

プロローグ―物語の始まり―/一=一橋慶喜の中央政界登場と徳川斉昭(徳川慶喜の誕生と父斉昭/徳川慶喜の一橋家相続とペリー来航/将軍継嗣運動の進展と一橋慶喜/日米修好通商条約の調印と安政大獄)/二=将軍後見職就任と攘夷の決定(将軍後見職就任/初めての京都)/三=禁裏御守衛総督・摂海防禦指揮(禁裏御守衛総督就任/禁門の変と一橋慶喜/長州再征問題をめぐって/条約勅許/長州再征の決定/第二次征長戦と一橋慶喜)/四=将軍空位期と幕政改革(一橋慶喜の変説とその影響/徳川慶喜の開国志向)/五=慶喜政権の誕生と崩壊(徳川慶喜政権の誕生/兵庫開港問題と徳川慶喜/対幕強硬論の高まりと大政奉還/王政復古クーデター/徳川慶喜一行の下坂とその影響)/エピローグ―主役の退場―(鳥羽・伏見戦争/江戸での謹慎生活)

ISBN:9784642062817
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:252ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2004年10月
発売日:2004年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB