街道の日本史 35
和歌山・高野山と紀ノ川
編:藤本 清二郎
編:山陰 加春夫
紙版
内容紹介
弘法大師空海の高野山、大和から紀伊へ人をつなぎ、文化を生み出した紀ノ川。高野参詣、雑賀衆と信長、城下町和歌山、大坂・江戸を結ぶ紀州廻船、天誅組の乱、豪農民権など、紀ノ川周辺に展開した多彩な歴史を再現。また、特色ある古代仏、万葉集に詠われた景勝地=和歌の浦の歴史と景観保存運動や、華岡青洲ら郷土の偉人にも光をあてる。
目次
Ⅰ=紀北筋を歩く(紀北の地理と風土…水田義一/紀北の街道…藤本清二郎/紀北の町並み…御船達雄・千森督子)/Ⅱ=紀北の歴史(木の国の古代・中世…竹中康彦・山陰加春夫・海津一朗・高木徳郎・播磨良紀/近世における民衆世界の展開…小山譽城・藤本清二郎・前田正明・上村雅洋・八木 滋・牧田りゑ子・小田康徳/紀ノ川流域の近現代…小田康徳・牧田りゑ子・重松正史・梶川哲司)/Ⅲ=紀州の地域文化(前近代の文化と思想…村瀬憲夫・小田誠太郎・井筒信隆・武内善信・須山高明・牧田りゑ子・高橋克伸/近現代の文化創造…近藤隆二郎・小田康徳・武内善信・島津俊之・米田頼司/日本史における紀州・紀北―畿内・近畿の周縁としての紀北―…藤本清二郎・山陰加春夫)