歴史文化ライブラリー 533
隠れた名君 前田利常
加賀百万石の運営手腕
著:木越 隆三
紙版
内容紹介
父利家、兄利長の後を継ぎ、前田家3代当主となった利常。彼はいかにして「加賀百万石」と謳われた加賀藩の基礎を揺るぎないものとしたのか。戦国末期からの本願寺門徒や真宗寺院への対応、徳川将軍家との関係などに注目しつつ、最晩年に断行した藩政改革「改作法」に至る政治過程を解明。かつての「一揆の国」の近世化を達成した生涯と業績を描く。
目次
一揆の国の藩政改革―プロローグ/藩公儀の立上げ(将軍の聟、藩主となる/隠居利長と藩公儀の継承)/家中統合と藩政確立(利常親政始まる/家中統合と知行制改革)/一揆の国での国づくり(分裂する本願寺と広がる寺檀関係/伝統寺社再興と寺請寺檀制の導入)/利常の隠居と四代光高の治績(将軍家との蜜月と隠居/辣腕の隠居と光高の治績)/改作法の断行(「御開作」仰せ付け/「百姓成り立ち」と勤勉の要求/改作法のもたらしたもの)/一揆の国の近世化―エピローグ
ISBN:9784642059336
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:272ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2021年10月
。発売日:2021年09月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。