出版社を探す

歴史文化ライブラリー 518

東大寺の考古学

よみがえる天平の大伽藍

著:鶴見 泰寿

紙版

内容紹介

圧倒的な存在感を誇る大仏、奈良時代より絶えることなく続くお水取りの二月堂、明らかになりつつある巨大な東塔と西塔…。聖武天皇が造営した国家的大寺院・東大寺の創建当初の面影は、今日までどれほど残り、当時はどのような伽藍だったのだろうか。文献・絵画資料の検証と最新の発掘調査の成果を手がかりに、奈良時代の東大寺の実像に迫る。

目次

東大寺へのいざない―プロローグ/聖武天皇(聖武天皇とその時代/たび重なる遷都)/大仏開眼(大仏建立まで/紫香楽での大仏建立/奈良での大仏建立/木簡からみた大仏建立/開眼供養)/史料・絵図からみた奈良時代の東大寺(「東大寺山堺四至図」に描かれた東大寺/造東大寺司)/天平の大伽藍を掘る1 平地の東大寺(東大寺の諸門/大仏院地区/東塔院・西塔院/講堂・僧房・食堂/戒壇院地区/正倉院)/天平の大伽藍を掘る2 山の東大寺(上院地区/法華堂/二月堂/山に残る寺・堂の痕跡/その他の東大寺関連寺院・施設)/その後の東大寺―エピローグ

著者略歴

著:鶴見 泰寿
1969年、名古屋市に生まれる。1994年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。現在、奈良県立橿原考古学研究所企画学芸部資料課資料係長 ※2021年3月現在
【主要編著書】『古代国家形成の舞台 飛鳥宮』(新泉社、2015年)、「東大寺境内の発掘調査」(『東大寺の新研究1 東大寺の美術と考古』法蔵館、2016年)、「飛鳥の宮々」(『古代史講義 宮都篇』筑摩書房、2020年)

ISBN:9784642059183
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年02月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB