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歴史文化ライブラリー 482

徳川家康と武田氏

信玄・勝頼との十四年戦争

著:本多 隆成

紙版

内容紹介

危機と幸運が背中合わせだった戦国末期。のちに天下人となる徳川家康の生涯で最大の試練は武田氏との抗争だった。今川領国への侵攻から三方原(みかたばら)の戦い、高天神城(たかてんじんじょう)を巡る攻防を経て武田氏の滅亡まで、最新の研究成果をふまえて描く。織田信長、足利義昭とのかかわり、松平信康(のぶやす)事件、そして本能寺の変。苦難の時代を克服していった家康の前半生。

目次

信玄・勝頼との二代にわたる試練―プロローグ/永禄年間の家康と信玄(家康と信玄の状況/足利義昭と信長/信玄・家康の今川領侵攻/今川氏の滅亡/信玄の動向)/信玄と三方原の戦い(元亀初年の信長と家康/元亀初年の信玄/信玄の遠江侵攻経路/三方原の戦い/信玄出馬の目的)/武田勝頼との抗争(勝頼の高天神城攻略/長篠の合戦/家康の高天神城奪還/松平信康事件/天正十年の画期)/家康にとっての武田氏―エピローグ

著者略歴

著:本多 隆成
1942年 大阪市に生まれる 1967年 大阪大学文学部卒業 1973年 静岡大学人文学部講師 1989年 大阪大学文学博士学位取得 2008年 放送大学静岡学習センター所長 現在 静岡大学名誉教授 ※2019年4月現在
【主要編著書】『近世初期社会の基礎構造』(吉川弘文館、1989年) 『大谷探検隊と本多恵隆』(平凡社、1994年) 『初期徳川氏の農村支配』(吉川弘文館、2006年)『近世東海地域史研究』(清文堂、2008年)、、『定本徳川家康』(吉川弘文館、2010年)、『徳川家康と関ヶ原の戦い』(人をあるく、吉川弘文館、2013年)、『近世の東海道』(清文堂、2014年)

ISBN:9784642058827
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB