出版社を探す

歴史文化ライブラリー 408

新田一族の中世

「武家の棟梁」への道

著:田中 大喜

紙版

内容紹介

上野(こうずけ)国を本拠とした義国流清和源氏の新田(にった)氏。同族の足利氏とは歴然とした家格の違いがありながら、『太平記』では「源家嫡流の名家」として描かれたのはなぜか。新田氏の成立から足利一門としての雌伏(しふく)の時代、そして足利氏との対立を経て「武家の棟梁」として誕生するまでの足跡を辿り一族の実像に迫る。『太平記』に秘められた足利氏の思惑にも言及。

目次

『太平記』のなかの新田氏―プロローグ/新田氏の成立(成立前史/新田氏成立の政治史)/雌伏の時代(鎌倉幕府の成立と新田氏/新田本宗家と足利氏―足利一門への歩み①/里見氏・山名氏・世良田氏と足利氏―足利一門への歩み②)/地域権力としての姿(新田氏の軍事的テリトリーをたどる/新田氏の求心力を探る)/「武家の棟梁」新田氏の誕生(新田氏の自立/越前に描いた夢/義興と義宗の挑戦)/『太平記』の刻印―エピローグ

ISBN:9784642058087
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2015年09月
発売日:2015年08月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WQY