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歴史文化ライブラリー 393

武士の奉公 本音と建前

江戸時代の出世と処世術

著:高野 信治

紙版

内容紹介

御(お)家(いえ)や主君のために命がけで戦った武士たち。平和の続く江戸時代、戦功をあげる機会がなくなり「役人」として生きなければならなかった彼らは、どのような価値観で奉公していたのか。上司に取り入り立身出世を勝ち取る者、保身や人間関係に配慮する者…。身分制社会のなかで、したたかに生きようとした武士たちの「働く思い」を読み解く注目の書。

目次

戦功をあげられない武士たちの働く思い―プロローグ/家臣の立ち位置(江戸時代の武士・家臣/人事と家格/殿様たちの思い/「御為」の行方)/慎みとやる気(慎む武士たち/奉公と出世/私欲とやる気)/ 人事の要件(人事への関心/評価のあり方/登用の必要性)/人と金(人材と学問・教育/大事な人間関係/「儀」より「へつらい」)/思いを記す家臣たち(武士道書ににじむ思い/記される奉公書/役人として文人として)/武士の欲求膨張とコントロール―エピローグ

ISBN:9784642057936
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2015年01月
発売日:2014年12月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ