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歴史文化ライブラリー 383

海軍将校たちの太平洋戦争

著:手嶋 泰伸

紙版

内容紹介

悲惨な結末の道を辿ったアジア・太平洋戦争。国家のエリートとして養成された海軍将校たちはなぜ無謀な戦争を実行したのか。陸軍の暴走を抑止できなかった海軍の姿勢を検討し、三国同盟や対米開戦、作戦遂行における意思決定過程を追う。「合理的」な決定を目指しながら、結果的に犠牲を生んだ彼らの思考に迫り、現代にも通じる組織のあり方を考える。

目次

パラドックスとしての太平洋戦争―プロローグ/海軍の内と外―海軍と政治(海軍の政治的特徴/日独伊三国同盟)/開戦―海軍のジレンマ(なぜ戦争は起きたのか/「帝国国策遂行要領」と海軍の意識構造/海軍のジレンマと第三次近衛内閣/東条内閣と海軍の開戦決意)/作戦―海軍の戦略・戦術構造(序盤の勝利と蹉跌/敗勢の中で)/終戦―海軍にとっての「政治」(東条内閣の倒閣/小磯内閣での決戦の模索/対ソ和平交渉/ポツダム宣言の受諾)/敗戦に何を学ぶか―エピローグ

ISBN:9784642057837
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2014年08月
発売日:2014年07月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JWCK