出版社を探す

歴史文化ライブラリー 380

老人と子供の考古学

著:山田 康弘

紙版

内容紹介

墓からは、埋葬当時の社会や精神文化を知る上で欠かせない重要な考古学的情報を引き出すことができる。平均寿命の短い縄文時代に尊敬の対象となる「老人」はいたのか。子供たちの社会的位置はどうだったのか。豊富な人骨出土事例から、縄文社会の実態を解き明かす。墓制から古くより現代にまでつながる思想である縄文的死生観について考える。

目次

プロローグ 保美貝塚の調査/なぜ墓を研究するのか?(考古学とは何か/墓の考古学/縄文時代の墓をどう捉えるか/墓から判ること)/縄文の子供たちと家族(子供の誕生/子供たちの成長/イヌと子供たち)/「老人」の考古学(縄文時代の「老人」とは?/高齢者たちの墓/見えてこない「老人」像)/縄文階層化社会と「老人」と子供(縄文社会はどう見られてきたか/縄文社会の理解と民族誌/縄文社会は階層化していたのか?)/エピローグ 縄文時代の死生観

ISBN:9784642057806
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2014年06月
発売日:2014年06月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ