歴史文化ライブラリー 346
荒ぶるスサノヲ、七変化
〈中世神話〉の世界
著:斎藤 英喜
紙版
内容紹介
日本神話の古代神が仏教や儒教、陰陽道と習合し、まったく新しい「神」となる中世神話世界。なかでもスサノヲは、祇園社の牛頭(ごず)天王や金比羅神など異国神との合体や、出雲大社の主祭神、地獄の閻(えん)魔(ま)大王への変貌など、パワフルに姿を変え成長を遂げていく。変幻自在なその魅力に迫り、近代のイデオロギーとは異なる底深い日本の宗教文化を読み解く。
目次
もうひとりのスサノヲへ―プロローグ/『記』『紀』『風土記』神話のスサノヲ(スサノヲ神話をどう読むか/多彩なスサノヲ神話/『出雲国風土記』のスサノヲ神話)/中世神話が語るもの(中世神話とはなにか/ヲロチ退治譚の変奏/「日本紀の家」が語るスサノヲから)以下細目略/スサノヲは雲陽の大社の神なり/祇園御霊会のスサノヲ/スサノヲの神話学/その後の、スサノヲ―エピローグ
ISBN:9784642057462
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:240ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2012年05月
。発売日:2012年05月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRS。