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歴史文化ライブラリー 329

〈新〉弥生時代

五〇〇年早かった水田稲作

著:藤尾 慎一郎

紙版

内容紹介

近年、国立歴史民俗博物館の「炭素14年代測定法」による衝撃の測定結果が、これまでの弥生文化像を覆しつつある。見直しを余儀なくされた稲作開始期の東アジア国際情勢、鉄器がない当初の数百年、広まりの遅い水稲耕作、変化を迫られる村や墳墓の景観…。五〇〇年遡る新しい年代観から導き出された、弥生文化併行期の日本列島の全体像を描き出す。

目次

第二次炭素14年代革命―プロローグ/新しい弥生の世界へ(新しい年代観が変えるもの―本書の構成と視角―/方法論の行き違い/前一〇世紀に水田稲作を伝えたのは誰か―朝鮮半島青銅器前期社会の人びと―)以下細目略/鉄器のない水田稲作の時代―「イネと鉄」から「イネと石」の弥生文化へ―/なかなか広まらなかった水田稲作/変わる弥生村のイメージ―弥生集落論の見直し/弥生文化の輪郭―前三~前二世紀における日本列島内の諸文化/「イネと鉄」から「イネと石」の弥生文化へ―エピローグ
",弥生 稲作 炭素 歴博

ISBN:9784642057295
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2011年10月
発売日:2011年09月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ