歴史文化ライブラリー 297
古代壁画の世界
高松塚・キトラ・法隆寺金堂
著:百橋 明穂
紙版
内容紹介
古代の古墳や寺院には、色鮮やかで躍動的な壁画が存在していた。いったい誰によって、どのような思想のもとに描かれたのか。高松塚古墳、キトラ古墳、法隆寺金堂、上淀廃寺、平等院鳳凰堂などの壁画を細部まで読み取り、図像の意味や制作技法を検証。画師たちの実像にも迫り、古代東アジア壁画文化圏の中における日本の絵画を、歴史の中に位置づける。
目次
美術史と考古学―プロローグ/古墳壁画の世界(高松塚古墳の壁画/キトラ古墳の壁画/高松塚・キトラの相違と特徴)/寺院を荘厳した絵画(法隆寺金堂壁画/発掘された寺院壁画―上淀廃寺の衝撃/彩られる寺院の内部―堂内壁画荘厳の系譜)/古代の絵画を描いた人々(古代の画師とその実像/作画活動の実態)/東アジアの壁画文化―エピローグ
ISBN:9784642056977
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:208ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2010年06月
。発売日:2010年05月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA。