歴史文化ライブラリー 293
O脚だったかもしれない縄文人
人骨は語る
著:谷畑 美帆
紙版
内容紹介
土器や漆製品の美しさで世界的に注目されている縄文時代とは、いったいどんな時代だったのか。日本各地の貝塚や住居跡から出土したヒトの骨や、魚介類、クリ・クルミなどを分析し、縄文人の健康や食生活を検証。体型の移り変わり、人口、出生率、病気の種類、寿命、介護、埋葬法、副葬品まで、図版を交え、「骨」より縄文社会の実像に迫る。
目次
縄文時代の研究と古人骨―プロローグ〈縄文時代ってどんな時代?/ヒトの骨から縄文時代をみる〉以下細目略/縄文時代人と生活環境(古人骨からわかること/環境変化からみた縄文時代)/縄文人の骨は語る(縄文人とは/縄文時代の人びとの病気/人骨はどこから出土するのか)/考古学と現代社会(社会や文化様相の変化/考古学の勉強と研究)