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歴史文化ライブラリー 290

「国語」という呪縛

国語から日本語へ、そして○○語へ

著:川口 良
著:角田 史幸

紙版

内容紹介

「国語」とは何か。それは明治期の国民国家形成の過程で、多様な言語を切り捨て人為的に作り出されたものだった。幻想に過ぎない「純粋な和語」や内向きの国語教育などから「国語」の意味を問い直す。さらに侵略戦争と日本語教育や「日本語=日本文化」という図式から「日本語」の暴力性を問い、言語の境界を越えた「○○語」への可能性を探る。

目次

日本語を再び考える―プロローグ/国語とは何か(はじめに/国語と国家公用語/国語と「標準語」)/国語から日本語へ(国語と和語をめぐって/国語科か日本語科か)/ 国語とは何か(「外」から見た「日本語」/侵略戦争と日本語教育)/日本語から○○語へ(温存されるキーワード「民族」「日本精神」「日本文化」「日本語」/境界を越えて―日本語の解体―)

ISBN:9784642056908
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2010年02月
発売日:2010年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GJ