歴史文化ライブラリー 285
浦島太郎の日本史
著:三舟 隆之
紙版
内容紹介
昔話として全国で語りつがれてきた“浦島太郎”。そもそも浦島説話とはどのようなものなのか、それがなぜこれほどに日本人に受け入れられたのか。時代とともに変化し愛されてきた物語を、『日本書紀』から太宰治の作品にいたる各時代の文献のなかにその足跡を再検証し、浦島説話から時代背景を探る。一味違った「日本の歴史」を解き明かす。
目次
さまざまな浦島太郎―プロローグ/古代浦島説話の成立と説話の源流(『日本書紀』の浦島説話/『丹後国風土記』の浦島説話/『万葉集』の浦島説話/神仙思想の受容/浦島説話の源流)/浦島説話の展開と浦島太郎の登場(『浦島子伝』の成立―平安時代の浦島説話/和歌の世界の浦島説話/浦島太郎の登場―中世の浦島説話/芸能の中の浦島太郎)以下細目略/庶民の浦島太郎―江戸時代の浦島太郎/浦島太郎の近代化/浦島太郎の未来―エピローグ
ISBN:9784642056854
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:240ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2009年12月
。発売日:2009年11月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC。