歴史文化ライブラリー 270
風水と家相の歴史
著:宮内 貴久
紙版
内容紹介
風水は古代中国で生まれた思想で、大地の気の流れと土地の相を判断し、人々に降りかかる災禍を防ぎ幸福を招くことを目的としている。しかし日本では、家屋の間取りの吉凶判断といった側面ばかりが取り上げられるようになり独自の発展を遂げた。その受容の歴史を、家相見の出版物や師弟関係に探り、理想的な住まいを求めた人々の姿をえがきだす。
目次
風水とは?―プロローグ/家相判断の普及とその実態(家相書判断はいつ頃から行われたのか?/家相は関西が本場/中国の風水書/家相見)/家相判断の対象と家相諸派(家相判断の対象とその実態/家相諸派を生んだ要因)/近世の家相(家相の流行以前/上方における家相の流行/江戸の家相/風水と家相/家相を担う人々とまなざし)/家相観から見た民家(現代における家相/建築場所の選定/家屋の普請/白鳥の民家/災因論としての家相/民俗知識と家相)/なぜ家相が受け入れられたのか?―エピローグ
ISBN:9784642056700
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:240ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2009年05月
。発売日:2009年04月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXF。