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歴史文化ライブラリー 266

持統女帝と皇位継承

著:倉本 一宏

紙版

内容紹介

継体・欽明朝の動乱期から、律令国家が成立するまでの二百年間、倭国の最高権力はどのように継承されていったのか? 乙巳(いっし)の変や壬申(じんしん)の乱などの政変や戦乱の分析、また詳細な系図による嫡流と庶流、蘇我系と非蘇我系といった視座による姻戚関係から、皇位継承の実態を探る。持統「王朝」成立にいたる過程を中心に、陰謀うずまく古代史の謎に挑む。

目次

「陰謀」について―プロローグ/六世紀以降の大王位継承(継体・欽明王権の成立/推古の大王位継承構想とその破綻/乙巳の変と大王位継承)/壬申の乱と大王位継承(大海人と大田・?野/天智の大王位継承構想とその破綻/壬申の乱と?野王女)/天武・持統天皇の皇位継承構想(天武天皇の皇位継承構想と天皇制の成立/大津皇子・草壁皇子の死と?野皇后の即位/持統天皇の皇位継承構想)/持統太上天皇の「王朝」(持統「王朝」の成立/最後の旅/「奈良朝の政変劇」への道―エピローグ

ISBN:9784642056663
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2009年03月
発売日:2009年02月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ