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歴史文化ライブラリー 230

加藤清正

朝鮮侵略の実像

著:北島 万次

紙版

内容紹介

豊臣秀吉子飼(こが)いの武将であり、虎退治伝説で有名な加藤清正。日本では忠君な武人として戦前教育や歴史物語で語り継がれてきたが、一方では侵略の尖兵(せんぺい)として今も朝鮮側の怨恨(えんこん)と恐怖の的とされ、その評価には大きな隔たりがある。秀吉の朝鮮侵略における清正の動向に焦点をあて、政(まつりごと)が不得手な職人肌の武人清正の新たな人物像と侵略の実態を描く。

目次

加藤清正像の虚と実―プロローグ/清正の鏡道侵入(清正・行長のソウル先陣争い/鏡道支配と朝鮮王子の拿捕/義兵の反撃と鏡道撤退)/日明和議折衝と晋州城攻撃(和議折衝と明軍の策略/日本軍の晋州攻撃/朝鮮王子の返還)/清正と朝鮮僧松雲大師の談判(清正の西生浦築城/清正・松雲第一回会談/二つの和議条件/清正・松雲第二回会談/清正・惟政会談と行長/清正・松雲第三回会談)以下細目略/朝鮮再侵略と清正の山城籠城/朝鮮侵略の終焉/家康・秀頼二条城会見と清正―エピローグ

ISBN:9784642056304
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2007年04月
発売日:2007年03月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB