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歴史文化ライブラリー 222

鉄道忌避伝説の謎

汽車が来た町、来なかった町

著:青木 栄一

紙版

内容紹介

江戸時代に繁栄した町になぜ鉄道が通らなかったのか。明治の人々は鉄道建設による悪影響に不安をもち、鉄道や駅を町から遠ざけた…これが鉄道忌避伝説である。果たしてこの伝説は事実か。東海道の岡崎や甲州街道の府中など、全国各地に伝えられている実例を検証。当時の鉄道誘致運動、ルートや地形など様々な視点から実態を探り、伝説の謎に迫る。

目次

鉄道忌避伝説とは何か―プロローグ/鉄道史研究の発達と鉄道忌避伝説(鉄道史学確立への道/鉄道忌避伝説を疑う/諸外国における鉄道反対運動)/鉄道忌避伝説の検証(鉄道のルートを決定する原則/東海道線と宿場町/甲武鉄道と多摩の町村/日本鉄道土浦線と流山/都市と駅の関係)/実際にあった鉄道反対運動(鉄道創業時の反対運動/市街地・河川・宿場町での反対運動/その他の反対運動)以下細目略/鉄道忌避伝説定着の過程/鉄道忌避伝説を考える―エピローグ

ISBN:9784642056229
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2006年12月
発売日:2006年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TRF