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歴史文化ライブラリー 208

大江戸飼い鳥草紙

江戸のペットブーム

著:細川 博昭

紙版

内容紹介

江戸時代、大名・旗本(はたもと)、そして庶民の間でも、空前の小鳥ブームが起こった。癒(いや)しと安らぎを求めて小鳥を飼う人、それを商(あきな)う人、あるいは生態を研究して書物にまとめた人や精緻(せいち)な図譜を残した人…。ベストセラー『南総里見八犬伝』の作者滝沢馬琴の日記を手掛りに今と変わらぬ愛鳥家の姿を探り、飼い鳥文化と当時のペットブームの実態を鮮やかに描く。

目次

江戸の人々に愛された「飼い鳥」―プロローグ/滝沢馬琴と鳥との関係(馬琴の生きた時代とその日記/『馬琴日記』の鳥に関する記述/馬琴と彼の鳥)/江戸の人々はどのように鳥を愛したか(江戸時代以前の人と鳥との関わり/鳥の入手方法と飼われていた鳥たち/小鳥の飼育文化/江戸の人々は飼い鳥にどんな楽しみを見いだしたのか)/鳥の飼育書と図譜(鳥の飼育書と解説書/馬琴が作った鳥類図鑑)/江戸の人々と動物(江戸時代の人と動物との関わり/江戸城で飼われていた鳥)

ISBN:9784642056083
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2006年02月
発売日:2006年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ