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歴史文化ライブラリー 202

鎌倉 古寺を歩く

宗教都市の風景

著:松尾 剛次

紙版

内容紹介

武家の都として知られる中世都市鎌倉。しかしその住人は、僧侶が武士よりも多かった。宗教都市としての側面に光を当て、建長寺・円覚寺・極楽寺など巨大寺院の僧侶や、暗躍する陰陽師(おんみょうじ)たちの実像を描き出す。東慶寺が怨霊(おんりょう)鎮魂(ちんこん)の寺であるなど、鎌倉の知られざる宗教世界を解明。観光名所の寺社を宗派別に収録・網羅した、鎌倉散歩の格好の手引き。

目次

鎌倉の顔、大仏―プロローグ/鎌倉の中心と境界(鎌倉中と田舎/鎌倉の四境と由比ヶ浜)/新仏教寺院と都市鎌倉(鎌倉大仏/浄土宗寺院―葬送の場―/律宗寺院―救済と周縁の場―/禅宗寺院―武家政治の場―/日蓮宗寺院―敗者供養の場―)/鎌倉中の旧仏教寺院(幕府と鶴岡八幡宮/鶴岡八幡宮の官僧たち/幕府と寺院)/暗躍する陰陽師(鎌倉の陰陽道/鎌倉将軍と陰陽師)/鎌倉の宗教空間―エピローグ―

ISBN:9784642056021
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2005年11月
発売日:2005年10月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRAX