歴史文化ライブラリー 175
幕末明治 横浜写真館物語
著:斎藤 多喜夫
紙版
内容紹介
幕末、いち早く世界に開かれた横浜では多くの写真家たちが活躍した。初めて横浜で写真を撮った人物、日本人初のプロカメラマンは誰か。「関東写真元祖」として知られた下岡蓮杖に写真術を伝授した謎の外国人など、数々の新事実を写真とともに紹介。現代の日本人が忘れてしまった「古き日本」を写し撮った多くの写真家たちと横浜写真の魅力に迫る。
目次
写真上陸―プロローグ/黎明期の横浜写真(フリーマンと鵜飼玉川/ステレオ写真による「日本の風景」/ソンダースとパーカー)/フェリーチェ・ベアト(ベアト復活/精力的な撮影旅行/なんでも屋ベアト/ベアトの写真の魅力)/下岡蓮杖(甦る蓮杖/写真との出会い/判明した「ウンシン」の正体/写真館の開業)以下細目略/横浜写真の盛衰/横浜写真の意義―エピローグ