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歴史文化ライブラリー 172

鬼の復権

著:萩原 秀三郎

紙版

内容紹介

鬼はどこからやってきたのか。古くカミそのものだった鬼は、時代の流れとともに鬼神として祀られたり畏れられる悪鬼などに姿を変えていく。中国や日本の「鬼やらい」や、祭りに登場する「鬼の杖」などのエピソードを多くの写真とともに紹介。鬼にまつわる様々な謎を解き、現代人が忘れ去ってしまった〈他界〉との関係を明らかにする鬼の民俗誌。

目次

鬼の原像を求めて…プロローグ/追儺の鬼(中国の儺(鬼やらい)/日本の追儺)/鬼の杖と宝物(カギ引きとシメ引き/鬼の杖山人の杖/宝と五穀は他界から)/中世の神と鬼(後戸の神と戌亥/憑依と一人称の語り物/呪師芸と橋がかり)/タマの去来と季節風(飛来するタマ、死と病/タマカゼとカミの去来/円環する生命とオニ)以下細目略/原始・古代の霊的存在/死者と生者の世界…エピローグ

ISBN:9784642055727
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:226ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2004年02月
発売日:2004年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC