歴史文化ライブラリー 159
鎌倉北条氏の興亡
著:奥富 敬之
紙版
内容紹介
源氏三代から鎌倉幕府を乗っ取ったとされ、悪党のイメージのある北条氏。果たしてそれは真実か。有力御家人を倒して幕府の実権を握っていった北条氏を、北条政子と源頼朝、源平合戦、承久の乱、蒙古の襲来、後醍醐天皇らの挙兵などからダイナミックに描き出す。鎌倉幕府と運命をともにした北条一族の興亡をたどり、今までの北条氏像を一新する。
目次
鎌倉北条氏の素顔―プロローグ/鎌倉幕府の草創と北条氏(武家時代の序幕/伊豆時代の北条氏/運命の芳契/源平合戦と北条氏/相次ぐ族滅事件)/執権政治の展開(生涯三度の難/執権政治の確立/幕政改革の開始)/得宗専制の確立(宮騒動と宝治合戦/幕政の一大転換/帝王学の教育)/蒙古襲来と徳政(蒙古の襲来/外様御家人と御内人)/権力空洞化と幕府滅亡(最後の幕政改革/鎌倉幕府の滅亡)/その後の北条氏―エピローグ