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歴史文化ライブラリー 144

大和の豪族と渡来人

葛城・蘇我氏と大伴・物部氏

著:加藤 謙吉

紙版

内容紹介

東アジアの大変動期である五・六世紀、朝鮮半島の加耶や百済などから、大量の渡来人が日本列島に移住してきた。葛城・蘇我・大伴・物部氏など畿内の有力豪族が、渡来系諸集団と積極的に結び付こうとしたのはなぜか。渡来系技術者の掌握をめぐり、競合・対立関係にあった中央諸豪族の動向と、その交流関係から五・六世紀大和政権の実態を解明する。

目次

「今来才伎」の渡来-プロローグ-/葛城氏と渡来人(葛城襲津彦と渡来人/葛城地方の渡来人/葛城氏の滅亡)/雄略朝以降の王権と大伴・物部両氏(軍事的専制王権の成立/大伴氏の性格/物部氏の性格)/東漢氏と軍事的専制王権(東漢氏の氏族組織の問題点/東漢氏の氏族組織の成立/軍事的専制王権下における東漢氏)/蘇我氏の台頭と渡来人(蘇我氏登場/オオマエツキミとマエツキミ/蘇我・物部両氏と渡来人)

ISBN:9784642055444
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:236ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2002年09月
発売日:2002年08月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ