人物叢書 253
足利義持
著:伊藤 喜良
紙版
内容紹介
室町幕府の第四代将軍。父義満の絶大な威光の下で将軍となるが、その政治的遺産はあまりに大きかった。日明交易の廃止など、守旧的な施策は前代への反動と評価されてきたが、諸大名や天皇家と協調し、神仏を篤く信奉した義持の執政は室町幕府の典型であり、もっとも平穏な時代を築きあげた。禅に帰依し、文化を大きく育んだその生涯を描く初の伝記。
目次
はしがき/第一=北山時代の義持(誕生のころ/征夷大将軍につく/父義満の「愛」と母の死)/第二=家督相続(義満の死去と家督をめぐって/政権初期における権力者の群像/代替りによる統治活動/渡御(御成)と君臣関係)/第三=内大臣義持と朝廷(内大臣と上卿/称光天皇の即位/義持の参内・院参/廷臣と義持/公武の権力関係/後南朝をめぐって)/第四=義持の外交(明との外交関係の断絶/応永の外寇と朝鮮/東アジア世界と義持/第五=争乱・騒動と京都政界(足利持氏鎌倉公方となる/禅秀の乱の勃発/足利義嗣の出奔と幕府内の動揺/大名
ISBN:9784642052467
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:304ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2008年06月
。発売日:2008年06月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。