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渤海と日本

著:酒寄 雅志

紙版

内容紹介

古代東アジアで、渤海はなぜ唐から「海東の盛国」と称えられ、日本との友好な関係を維持したのか。多様な資料から渤海の王位継承や統治機構、交易の実態を解明。渤海使との交流や舞楽の伝来など、日本が受けた影響を探り出す。戦争に翻弄された近代の渤海史研究の歩みにも着目し、最新の研究成果を第一人者がわかりやすく解説する必読の遺著。

目次

序文…小嶋芳孝/プロローグ―四人の「渤海王」/渤海の誕生から滅亡まで(東北アジアという地/建国の王・大祚栄/武断的な王・大武芸/長寿の王・大欽茂/相次ぐ王の交替/渤海の滅亡)/日本と渤海の交流(東夷の「小帝国」日本の外交/渤海と日本との交流のはじまり/日渤関係の変質/元慶六(八八二)年来日の渤海使裴頲への迎接/その後の渤海使/渤海人との交流/渤海使のもたらした物 黒貂の裘/渤海使が入手した日本の品々/舞楽と渤海使/『源氏物語』と渤海の記憶)/近代日本の渤海史研究(「鴻臚井の碑」の出現/本格的な渤海史研究/新たな渤海史像を求めて)以下細目略/渤海史研究の最前線/酒寄雅志氏の遺著に寄せて…李成市/『渤海と日本』出版に寄せて…酒寄光子・智視・久美/酒寄雅志主要著作目録/巻末付録(渤海使一覧表/遣渤海使一覧表/渤海年号表)

ISBN:9784642046794
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:260ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2023年12月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC