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律令制と正倉院の研究

著:柳 雄太郎

紙版

内容紹介

律令制における公文書制度、駅伝制、及び正倉院の諸課題に取り組んだ論考を収録。公文書制度に関しては、宣命と詔書、勅符、太政官制、国史の原史料などを追究。駅伝制については、伝制を中心に、律令制前のシステムの継承、伝制の構造、平安初期における再編成を検証。正倉院は、献物帳・出納関係文書と律令制との関連、及び木簡などを考察する。

目次

律令制と公文書制度(詔書式の成立〈大宝令詔書式の復元と漢文詔書/大宝令詔書式の施行/続日本紀宣命の検討〉/付論一 詔と宣/付論二 朝廷の語義/勅符式と飛駅式―勅旨式の成立に関連して〈大宝令勅旨式の構造/符式と勅符式/詔書の施行と勅符/飛駅式の勅符〉/太政官における四等官構成〈大宝・養老令太政官の四等官構成/律令国家権力の二元性/太政官における四等官構成の成立〉以下細目略/中務省の成立/国分寺建立の詔の成立/太政官奏から見た国史の原史料)/日本古代の駅伝制(伝の設置および但馬国の駅路/律令伝制の成立と展開/駅伝制の再編成)/律令制と正倉院(献物帳の基礎的考察―東大寺以下十八ヵ寺への献納経過/東大寺献物帳と検珍財帳/正倉院宝物の出納/献物帳と奉勅/正倉院宝物考

ISBN:9784642046176
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:384ページ
定価:12000円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LAZ