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平城京成立史論

著:北村 優季

紙版

内容紹介

古代都市史研究の進展に、平城京をはじめとする都城制の解明は不可欠である。記紀に見える宮号、京戸の構造や条坊の論理、首都の疫病や治安、長岡平安遷都の史的背景など、「都市とは何か」という命題のもとに考察した、平城京に関する諸論考を集成。唐の都城とも比較しつつ、文献史料を精査して、長岡京・平安京へと続く古代都市の実像に迫る。

目次

序章 古代都市史研究の特質/都城の前史(政治空間としての飛鳥〈飛鳥寺/小墾田宮と岡本宮/斉明・天武朝の展開〉/記紀に見える宮号について〈『古事記』と『日本書紀』/記紀以降の史料/宮号成立の時期と背景〉/藤原京と平城京〈日本における都城の起源―研究史から/平城京/藤原京/藤原京と平城京〉以下細目略)/平城京の成立(京戸について―都市としての平城京/わが国における都城の成立とその意義/日唐都城比較制度試論/条坊の論理/付論 京の和訓―「みやこ」と「みさと」)/国家と社会(首都論と日本古代の都城/古代の都市問題/首都の治安と防備―礼制と都城/平城宮の「外司」)/平安京への展望(長岡平安遷都の史的背景/都市史における古代と中世)

ISBN:9784642046107
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:10000円(本体)
発行年月日:2013年11月
発売日:2013年11月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ