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幕末維新の政治と天皇

著:高橋 秀直

紙版

内容紹介

幕末の政治史の中で、なぜ近代日本国家は天皇を必要としたのか。条約勅許問題に端を発する朝廷権力の政治的浮上から、尊皇攘夷論時代をへて大政奉還、王政復古のクーデター、鳥羽伏見の戦いへとつながる複雑な政治過程を、天皇と「公議」をキーワードに鮮やかに解き明かす。薩長同盟に新たな解釈を加えるなど、幕末維新史に根本的な書き換えを迫る。

目次

序…松尾尊?/総説=天皇と「公議」をめぐる政治過程(朝廷の政治的浮上―安政五年―/朝幕二重政権の成立―長井雅楽と島津久光の周旋―/朝幕二重政権の展開―尊攘論時代から一会桑朝廷―/朝幕二重政権の否定と王政復古)/第一部=朝廷の政治的浮上と薩長同盟の形成(長州藩の朝幕一体化構想〈航海遠略説の藩論化/航海遠略説の始動〉以下細目略/島津久光の率兵上京と尊攘論の台頭/尊攘論時代の開幕/八月一八日政変・禁門の変と長州/薩長同盟の成立/薩長同盟の展開)/第二部=新政体の模索と倒幕(「公議政体派」と薩摩倒幕派/大政奉還/

ISBN:9784642037778
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:600ページ
定価:12000円(本体)
発行年月日:2007年02月
発売日:2007年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ