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植民地神社と帝国日本

著:青井 哲人

紙版

内容紹介

日本の植民地都市には、神社が必ず存在した。多くの都市機能を中心部に集める西欧の植民地都市とは異なり、宗教的権力装置である神社を市街に面した山の稜線上に据えたのはなぜか。台湾神社・朝鮮神宮などの造営から、自然環境を人工的につくり出しつつ都市を形成する様相を解明。グローバルな植民都市比較研究の出発点となる、「日本植民都市序論」。

目次

序論=日本植民都市と神社境内/Ⅰ=神社創建の都市論(1=鎮座地選定問題…漢城(ソウル)の再編と朝鮮神宮(南山/朝鮮神宮/他)/2=都市鎮守の諸類型(〈神社〉の析出/海外諸地域における神社経営/他))/Ⅱ=境内の生成と変容(1=神苑と公園(植民地総鎮守の境内と神苑の形成/境内と呼ばれる土地/他)/2=境内の変貌―戦争・モダニズム・環境/3=開かれる山―ソウル南山変容史(1884~1945)/4=神域化する都市)

ISBN:9784642037686
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:9500円(本体)
発行年月日:2005年02月
発売日:2005年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQS